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野菜をたっぷり [美味しい!]

今夜は、祖父母の家での食事を、少しだけ、
ご紹介しようと思います。

91歳の祖父と、86歳の祖母。
のんびりと暮らす2人は、自分達や親戚が食べる分だけ、
お米や野菜を作っています。

なので、私達の口に入るものは、
ほとんど無農薬で育てられた野菜やお米。

出荷用のお米や野菜も作っていましたが
今はそうした畑を人に譲ったり任せたりしています。
もう本当に頑張った2人ですから。

「欲張ったって良い事なんかないわさな。
 自分で食べる分だけなら面倒もよく見れるし、
 美人(←野菜が)じゃなくたって可愛いもんさ。」
とは、祖母の言葉。

さてさて。
今の季節、よく食卓に並ぶのが「夕顔」です。

↑これが「夕顔」。冬瓜の仲間です。

冬瓜と瓜のあいのこのような、この野菜。
さっぱりとして夏に頂くと、体の熱が下がる気がします。

食べ方は、ほんとに色々。
お味噌汁に入れたり、肉じゃが風にお肉と煮たり…。
 

それから、さっと茹でた後、冷蔵庫でよ~く冷やして
お刺身風に頂くのも、すごく好きです!!

お店では、お出汁で煮た夕顔にゆるくとろみをつけた
”あん”をかけて出てきたりしますね。

周りには比較的しっかりとした硬さの身が、
そして中心部には、柔らかいワタがあります。

このワタ、とっても美味しいのですが
大量に種があって、その種を取り除くのが大変。
やっとこ種を除いても、すっかり形が崩れています。
でも、そんなワタもお味噌汁に入れたり、
火を通すと”とろん”として美味しいのです♪

その”とろん”を妄想しつつ、種と格闘…。
硬い身の部分は、お刺身やあんかけ向きかな。

とても大きい夕顔ですが、部位ごとに使い分けて
無駄にする部分を出さないのが、山の流儀です。

そして、忘れてはいけない郷土食、「やたら」。
 

これは生野菜のふりかけ、といった感じでしょうか。
使うのは、茄子、みょうが、こしょう(しし唐の事です)、
味噌漬け、それから家によってはキュウリ。
これらをかなり細かい”さいの目”に切って
混ぜ合わせたら、出来上がり。

この「やたら」をたっぷりかけたご飯は
お代わり間違いなし☆

とてもシンプルな料理ですが、家庭によって
全くと言っていいほど、味が異なります。
使うお野菜やそれらの分量も違いますが、
味の決め手は、ずばり味噌漬け!!

なぜなら、味噌の名産地の信州。
いまだにお味噌を自ら作っている家庭が多く、
したがって、味噌漬けの味も異なるのです。

まさに、手前味噌な、お味?

土から太鼓判の畑。
そこで育った、取れたて野菜が並ぶ食卓。
シンプルなものほど、贅沢なのかも。

心からの「いただきます」が、響く食卓です。


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